ごあいさつ | 高知小学校

紳士・淑女に
育つ学校

理事長挨拶

高知学園では子どもたちの多様な可能性を育てる【学園の杜】構想を描き、幼稚園から大学までの七つの学校が、それぞれに「行きたい・行かせたい学校づくり」に取り組んでおります。その中で高知小学校は、教職員が一丸となってICT教育や英語教育、専科授業など先進的な教育を実践し、一人ひとりの子どもが持つ可能性を引き出そうと日々研鑽しております。

さて、ここからのメッセージは、ぜひお子さまにもお伝えいただけますと幸いです。

私は、高知小学校に通う6年間というものは「登る山」を見つける時間であると考えています。山とはつまり「目標」や「夢」のことです。この世界にはいろいろな山があります。大きな山もあれば、小さな山もありますし、木がたくさん生えた山も、ゴツゴツとした岩山もあります。それと同じように、目標や夢も人によってさまざまです。進学、スポーツ、芸術、あるいは「今日一日を楽しく過ごすこと」が目標になっても良いのです。

大事なことは、お子さん自身が自分に合う山を見つけることができ、その山の頂上（てっぺん）にたどり着くための情熱と力を養うことだと思います。山を前にした時、人は「自分に登れるだろうか」、親は「うちの子に登れるだろうか」と不安に思うものですが、大丈夫です。きっと道はあります。その道を一歩一歩、登ってみませんか？どの山であっても頂上から見る景色は素晴らしいものです。全ての子どもたちがその感動を体験できるように、安心・安全な環境のもと高知小学校ならではの教育を進化させてまいります。

校長挨拶

人に信頼される人物を育てるために

高知小学校では、昭和32年の開学以来、信頼される人物を育成するという高知学園の基本理念のもと、「まごころをつらぬく子ども」「紳士・淑女」を育てることを教育方針に掲げ、「勉強にうちこむ子」「仲良く助けあう子」「ねばり強い子」「ゆたかな心の子」を目指す子ども像とし、一人一人を見つめた徹底した教育を進めています。
今日の社会においては、グローバル化や情報化、技術革新等が急速に進展し、将来の変化を予測したり見通したりすることが、ますます難しくなっています。このような予測が困難な未来を切り拓き、豊かな社会を創造する人材には、激しい社会の変化に柔軟に対応できる多様な能力と、他者と協働しながら新たな価値を生み出していく創造性が求められます。
そうした中でこれからの教育のあり方を考えたとき、改めて「教育の不易と流行」を十分に見極めながら進めることが重要であると感じます。
どんなに社会が変化しようとも、「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)があります。豊かな人間性、正義感や公正さを重んじる心、自らを律しつつ、他者と協調し、他者を思いやる心、人権を尊重する心、自然を愛する心など、こうしたものを子どもたちに培うことは、いつの時代においてもどこの国の教育においても大切にされなければならないことであります。
本校では、私立学校だからこそ可能とする柔軟なカリキュラムと教職員の高いチームワークを生かし、STEAM教育や英語教育など特色ある教育活動に取り組んでいます。また、あいさつや言葉遣い、礼儀などの品格も重んじ、まさに「教育の不易と流行」を見極めた教育活動を展開しています。
小中高12年間の学校教育は、人間としての骨格がつくられる最も大切な時期です。私たち教職員は、心を一つに、県内唯一の総合学園のよさを活かしながら、「人に信頼される人物の育成」を目指してまいります。